【練習問題】(7)「~ない」の言語的役割
【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを、それぞれ1~5の中から一つ選べ。
【「~ない」の言語的役割】
1 頂けない
2 限らない
3 極まりない
4 頑張らない
5 早まらない
↓
↓
↓
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↓
↓
解説
「ない」は否定を表しますが、否定を表さないものもあります。
「ぬ」に言い換えることができればそれは否定の助動詞として否定の意味を持っていると判定できます。
1 頂けばない → 頂けぬ (否定の助動詞)
2 限らない → 限らぬ (否定の助動詞)
3 極まりない → 極まりぬ?
4 頑張らない → 頑張らぬ (否定の助動詞)
5 早まらない → 早まらぬ (否定の助動詞)
以上から「極まりない」の「ない」は否定の意味を持ってないことが分かりました。「極まりない」は肯定形の「極まる」と同じ意味を持っています。「ない」が付いているのに否定にならない不思議。この「ない」は強調を表すものです。
だから答えは3です。
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