【練習問題】(605)取り立て助詞
格成分を取り立て助詞で取り立てる際に、取り立て助詞と共起しにくい格助詞の例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 が
2 で
3 から
4 も
↓
↓
↓
↓
↓
↓
解説
「頭が痛い」が「頭も痛い」、「鍵を忘れた」が「鍵も忘れた」になるように、ガ格とヲ格成分を取り立て助詞で取り立てる時は、格助詞「が」「を」は消えます。しかしそのほかの格助詞は原則格助詞が消えずに残ります。例えば「手で切れる」は「手でも切れる」のようなことです。
このような知識があれば選択肢1「が」が答えだとすぐ分かります。そうでなければ例文を作って検証してみるしかありません。
1 頭が痛い → 頭も痛い
2 手で切れる → 手でも切れる
3 学校から連絡が来ない → 学校からすら連絡が来ない
4 「も」は格助詞ではありません。
したがって答えは1です。
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