6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

【練習問題】(35)同音異義語と活用の種類

【練習問題】(35)同音異義語と活用の種類

同音異義でも活用の種類が異なるものの例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 「帰る」と「変える」
 2 「測る」と「図る」
 3 「努める」と「勤める」
 4 「取る」と「摂る」











解説

 全ての選択肢が同じ読みで意味が違う、同音異義の組み合わせです。
 活用とありますので、動詞のグループを調べてみます。ナイ形にしてみて -anai が現れたら五段、現れなかったら一段です。

 1 kaer-anai → 「帰る」は五段
   kae-nai  → 「変える」は一段

 2 hakar-anai → 「測る」は五段
   hakar-anai → 「図る」は五段

 3 tutome-nai → 「努める」は一段
   tutome-nai → 「勤める」は一段

 4 tor-anai → 「取る」は五段
   tor-anai → 「摂る」は五段

 選択肢1だけ同音異義ですが活用の種類が異なっています。それ以外は動詞のグループが同じなので活用も同じ。
 したがって答えは1です。




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