6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

【練習問題】(334)取り立て助詞

【練習問題】(334)取り立て助詞

「限定」を表す取り立て助詞の例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 納豆は嫌いだけど臭豆腐なら好き。
 2 君さえいればなにもいらない。
 3 今度こそは成功しなければ。
 4 私能動文が作れません。











解説

 取り立て助詞は文中にない情報を暗示する機能を持った助詞です。
 累加、対比、限定、極限などの意味を持っています。

 1 対比の「なら」
 2 極限の「さえ」
 3 限定の「こそ」
 4 累加の「も」

 したがって答えは3です。




コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは。
    選択肢3の「こそ」は強調ではないですか?
    限定は選択肢2の「さえ」と思うのですが。

    • >三郎さん
      この問題を作るにあたり、取り立て助詞の分類とその名称は『現代日本語文法5とりたて・主題』を参考にしております。
      「こそ」はその要素が唯一であることを示す限定、「さえ」は同類の要素の中で極端な例を示す「極限」です。

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