【練習問題】(18)特殊拍
「特殊拍」に関する記述として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 いずれの特殊拍も常に高いアクセントで発音される。
2 いずれの特殊拍も基本的に語中・語末に現れる。
3 いずれの特殊拍も自由変異の関係にある異音である。
4 いずれの特殊拍も仮名1文字で1拍を形成しない。
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解説
特殊拍とは、長音(ー)、促音(っ)、撥音(ん)のこと。
選択肢1
アクセントでいうと「ケーキ」の「ー」は低く、「動機(どーき)」の「ー」は高い。
「スリッパ」の「っ」は低く、「河童(かっぱ)」の「っ」は高い。
「進歩(しんぽ)」の「ん」は低く、「散歩(さんぽ)」の「ん」は高い。
低いアクセントも高いアクセントもありますので、この選択肢は間違いです。
選択肢2
「ー」「っ」「ん」が語頭にくることはない、つまり「ー〇〇」「っ〇〇」「ん〇〇」のような言葉は存在しないですよね。しりとりでこれらの語から始まる言葉は見つかりません。
特殊拍は通常語頭に現れないからこの選択肢が答え。
選択肢3
長音は先行音によって音が変化する条件異音。
促音は後続音によって音が変化する条件異音。
撥音は後続音によって音が変化する条件異音。
全て条件異音です。この選択肢は間違い。
選択肢4
「ー」「っ」「ん」はいずれも1文字で1拍です。
俳句で読み上げられるときに1拍としてカウントされます。
この選択肢は間違い。
答えは2です。
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