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平成30年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題2(1)解説

平成30年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題2(1)解説

(1)拮抗

 「きこう」が「きっこう」になる。つまり不要な促音が1つ増えて、全体の拍の長さが変わっています。

 1 「ひま」が「いま」に    (子音hの脱落)
 2 「にし」が「にっし」に   (不要な促音の挿入)
 3 「とこう」が「とうこう」に (不要な調音の挿入)
 4 「きょう」が「きよう」に  (拗音が直音になる)

 こうしてみると全部誤りの種類は違いますが、選択肢2~4は拍数が1つ増えているという共通点があります。

 1 ひま(2拍)  → いま(2拍)
 2 にし(2拍)  → にっし(3拍)
 3 とこう(3拍) → とうこう(4拍)
 4 きょう(2拍) → きよう(3拍)

 選択肢1だけ拍の長さは変わってません。
 したがって答えは1です。

 




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