11月14日の毎日のんびり勉強会のテーマは「使役文とは?」。誰でも参加可! 詳しくはこちら

平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(14)解説

平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(14)解説

(14)「ので」節の前件と後件の関係

 「ので」は客観的な理由、原因を表します。
 前件と後件の関係について見てみると…

 1 過去の出来事 があって ~だと思った
 2 過去の出来事 があって 買ってきた
 3 過去の出来事 があって あげた
 4 過去の出来事 があって 取った
 5 未来の出来事 のために 部屋を掃除した

 選択肢1~4は過去の事象が原因で現在の行動に至ります。時系列順です。
 一方選択肢5は未来に起こる事象が原因で後件の行動が行われています。目的ともとれます。
 したがって答えは5です。




コメント

コメント一覧 (2件)

  • 試験勉強に参考にさせていただいており、大変助かっております。
    ところで、この問題に後件の時制はすべて「過去」に捉えてしますのですが、
    なぜ「現在」なのかご教示ください。

    • >玲子さん
      解説の書き方が悪かったようです。おっしゃる通り全て動タ形ですので、時制は過去です。

      ここでは、選択肢1~4は前件の動作があって後件の動作に至ります。時系列順です。
      しかし選択肢5は前件が未来の出来事で、後件はそのためにした行為です。時系列順ではありません。
      これを過去と現在と表記したのがダメでしたね。

コメントする