6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成27年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題5解説

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平成27年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題5解説

1番

問1

 男性:二十年前は…
 女性:30%くらいかな
 …
 男性:一番低いのは…
 女性」鹿児島の32%
 …
 男性:一人暮らしはさあ
 女性:お金がかかるもんね

 このように、男性の発話を女性が引き継いで会話を進行していく様子が多く見られます。
 問1の答えはcです。

問2

 女性はまず「大学進学率」について会話を始めました。話が進むと、男性はその大学進学率に関する「地域格差」について話し出します。女性はこの件についてよく分かっていないので男性に質問をしています。
 聴解教材の問いは「夫婦が大学進学率について最も関心を持ったことは何ですか?」ですが、女性は大学進学率、男性は地域格差について関心があるようですので、答えが一つに絞れません。

 問2の答えはbです。

2番

問1

 聴解問題の問いは「男の人はどれを買いますか?」ですが、男性は最後「やっぱりさっきので」と言って買い物を終えます。「さっきの」と言うことで間接的に答えを示しています。
 問1の答えはcです。

問2

 重さや色で帽子を選んでいます。そのような情報を比較する能力が問われます。
 問2の答えはbです。

3番

問1

 はい、では真っ直ぐ前を向いて、ひざをゆっくり曲げて、腰を落としましょう。手はかかとに添えます。

 かかとが分からないため、手を肩に添えてしまっています。
 問1の答えはdです。

問2

 a 問題と同じ姿勢を取ることで身体語彙や動作動詞を確認できます。
 b 身体語彙は少ないので、しりとりはできません。
 c 母語と対比することで、その違いなどに気付くことができます。
 d TPRは教師の指示に対して動作を使って応答させる教授法。動作を用いるので身体語彙や動作動詞を学べます。

 問2の答えはbです。

 




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