平成27年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(11)解説
(11)「なら」の用法
「なら」は主題を表すときもあれば、対比を表すときもあります。対比を表すときは「それ以外はそうではない」みたいな意味合いが出るのでそれで判別してみます。
1 〇少しは話せるけど、多くは話せない
2 ✕課長は帰ったけど、課長以外は帰ってない
3 〇あの店はあるけど、他の店にはない
4 〇カレーは作れるけど、カレー以外は作れない
5 〇ゆっくりと歩けるけど、ゆっくりじゃないなら歩けない
選択肢2だけ対比の意味がないようなので「課長は帰ったけど、課長以外は帰ってない」とは言えません。選択肢2の「なら」はただの主題を表す形式です。それ以外は対比の「は」。
答えは2です。
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