6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成26年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(4)解説

平成26年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(4)解説

(4)逆接の意味

 「しかし」「でも」などの表現は、逆接を表す場合もあるし、それまでの話題から別の話題にうつることを表す場合もあります。逆接だけじゃないというのが結構重要。そして、話題転換を表すのは「それはそうと」などに言い換えられます。

 1 ✕たくさんある。それはそうと、訪れる人は少ない。
 2 ✕聞いてみます。それはそうと、~と思いますよ。
 3 ✕新入社員だ。それはそうと、これぐらいは~
 4 〇~なのかなあ。それはそうと、変だね。
 5 ✕面白い。それはそうと、出演者はいまひとつだ。

 選択肢1、2、3、5は「それはそうと」に置き換えられないので、典型的な逆接の意味を持っています。
 ところが選択肢4は違います。「それはそうと」に置き換えられるので話題転換の「でも」です。

 答えは4です。
 




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