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平成24年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題8解説

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平成24年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題8解説

問1 パナラットさんへの助言

 分からない単語がある度に止まってしまうので、一つひとつの単語の意味を知りたい、知らなかったらそこで止まってしまう癖があるみたい。こういう学習者には、特定の単語の意味が分からなくても文脈から意味を推測するようなトレーニングをさせるといいと思います。先生としてはそのようなアドバイスをすべき。

 だから答えは3です。

問2 パナラットさんが利用する教材

 パナラットさんは飲食店店員で、今後は接客をしたいと考えています。接客するには会話中心の教材を使ったほうがよくて、さらに接客という特定の場面に絞ったシラバス場面シラバス)が良いと思います。

 だから会話中心で場面シラバスがいいと思う。答えは4です。

問3 ヨンホさんへの支援

 ヨンホさんは何を誰にどう聞いていいかも分からない状況ですので、選択肢1のように、とりあえず母語訳一覧を渡しておけば学習の一助にはなります。
 答えは1です。

問4 ヨンホさんの状況を考慮した活動

 1 子ども同士でクイズに取り組むと、分からないことを相手やボランティアに聞く機会が得られます。これが答え。
 2 ヨンホさんは何を誰にどう聞いていいかも分からない状況です。この活動は難しすぎるうえ、ヨンホさんの状況を考慮していません。
 3 用意されたなぞなぞを機械的に出し合うだけではヨンホさんの状況を改善することができません。
 4 他人への聞き方に関する文型を身につけることはできますが、能動的ではない練習ではヨンホさんの状況を改善することができません。

 答えは1です。

問5 ヨンホさんの母親への助言

 ヨンホさんの母は「ヨンホは韓国ではよく勉強ができたが、日本語が分からないために勉強も分からなくなっている」と心配しています。

 1 <資料1>によると、ヨンホさんは日常会話はできます。
 2 ヨンホさんの母の心配を取り除くアドバイスではありません。
 3 ヨンホさんの母の心配を取り除くアドバイスではありません。
 4 ヨンホさんの母の心配を取り除くアドバイスとして正しいです。

 答えは4です。




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