平成24年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題2(4)解説
(4)聞けません
問題文を正しく言うなら「声が聞こえません」です。
「聞けません」と「聞こえません」、辞書形にすると「聞ける」と「聞こえる」です。この2つを混同しています。
(「聞ける」は「聞く」の可能形)
選択肢1
正しく言うなら「映画が見れます」ですから、「見える」と「見れる」を混同しています。
(「見れる」は「見る」の可能形のら抜き言葉)
選択肢2
正しく言うなら「あまり小さい字は見えません」だから、「見られる」と「見える」を混同しています。
(「見られる」は「見る」の可能形)
選択肢3
正しく言うなら「いつも出身を聞かれます」だから、「聞かれる」と「聞こえる」を混同しています。
「聞かれる」は受身形、「聞こえる」は辞書形で可能の意味を持つ動詞です。
他の間違い方とは違います。
選択肢4
正しく言うなら「先生の話を聞けます」だから、「聞こえる」と「聞ける」を混同しています。
(「聞ける」は「聞く」の可能形)
選択肢3以外は、可能形との混同が見られます。選択肢3は可能形じゃない。
したがって答えは3です。
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