適応的動作(adaptor)
適応的動作(adaptor)とは、エックマンとフリーセン(Ekman & Friesen)が分類した人間の身体動作の一つで、生理的欲求を満たすために行われる身体動作のことです。アダプターとも言います。
アダプターはストレス反応によって生じることが多く、自分や他人に対する否定的感情と関係があります。例えば、深く考え込む場面で顎を触ったり、腕を組んだり、髪を触ったりします。貧乏ゆすりをしたりタバコを吸ったり、下唇を噛んだりする人もいます。私たちは通常自分自身のアダプターに気づいておらず、ほとんどの場合何気なく行っています。
参考文献
マーク・L.ナップ(1979)『人間関係における非言語情報伝達』7頁.東海大学出版会
V.P.リッチモンド・J.C. マクロスキー(2006)『非言語行動の心理学: 対人関係とコミュニケーション理解のために』61-62頁.北大路書房
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