相亲角と戸籍事情

 相亲角(xiang1 qin1 jiao3)というのをこの間知りました。

 ”相亲”とはお見合い。”角”はそのままコーナーと訳せば、「お見合いコーナー」ですね。
 主に北京、上海、杭州、成都、深圳などの大都市にある公園のある一角で行われているとか…。

 その一角には相手に対する様々な条件、自分自身の情報が書かれた紙が張り出されていて、それを見た人とのマッチングを目指します。
 本人が行くだけではなく、多くはお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんが積極的にお相手を探しているようです。

 お見合いの最終目的は結婚相手を探すことではありますが、実はその裏に真の目的があります。
 それを語るためにはまず中国の戸籍事情を説明しなければいけません。

 身近なところで一つ例を挙げますと、中国の大学入試
 例えば目標を北京大学とした時、北京戸籍の学生は、他の地域の学生よりも入りやすくなります。
 具体的には点数が数十点上乗せというか、そもそも出身地によって合格者が決まっているので、合格ライン自体が違います。

 仮に同じ点数を取ったとしても北京戸籍の学生のほうが優遇されるので、合格するためには彼ら以上の点数を取ってやっと戦えるかどうかという状態。
 これが農村に生まれただけで圧倒的不利と言われる所以です。

 話を戻しますと、相亲角はこのような戸籍制度の背景があって大都市に多く見られます。
 北京戸籍を持った相手と結婚できれば、自分もその子供も北京戸籍になれる。
 家族一丸となり、まだ見ぬ孫の生まれながらにしてのハンデを取り除こうとする一角なのです。
 

 今度北京に行きましたら公園を探してみようかなと思います。
 今でも行われているかな?




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