【練習問題】(851)コロケーション
コロケーションに関する記述として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 母語のコロケーション知識によって引き起こされた負の転移は第二言語運用時に正用も誤用も生じさせる。
2 語と語の組み合わせにはある程度許容範囲があり、極めて固定的というわけではない。
3 語からの連想で生じた二次的な意味を生み出す働きがある。
4 ある語がどのような語と共起するかは言語によってほぼ共通している。
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解説
「辞書を引く」「傘を差す」などの複数の語が結びつき、高確率で共起する語の組み合わせをコロケーションと言います。
1 母語のコロケーション知識によって起こった「負」の転移ですから誤用を生じさせます。正用を生じさせるのは「正」の転移です。
2 正しい記述。「辞書を引く」でもいいし「辞書を調べる」でも大丈夫。
3 適当な記述。「語からの連想で生じた二次的な意味」はコノテーションの説明。
4 言語によってコロケーションは違います。日本語では「風が強い」というが、中国語では「風が大きい」というなど。
したがって答えは2です。
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