6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

【練習問題】(823)撞着語法

【練習問題】(823)撞着語法

撞着語法が用いられている例として不適当なものを、それぞれ1~4の中から一つ選べ。
 
 1 平和のための戦争
 2 唯一の選択肢
 3 静電気が走る
 4 負けるが勝ち











解説

 撞着語法(どうちゃくごほう)は皆さんに紹介したい面白いレトリックで、正反対の意味を持つ語を組み合わせて作った表現のことです。
 例えば次世代エネルギーとされているメタンハイドレートは見た目は氷っぽいですが、火をつけると燃えることから「燃える氷」と呼ばれています。「燃える」と「氷」はお互い相容れないのに組み合わせるとなぜか納得。そうした表現を撞着語と言います。

 1 撞着語法 平和と戦争
 2 撞着語法 唯一は一つだけ、選択肢は複数
 3 「走る」は擬人法。メタファーの一種。
 4 撞着語法 「負ける」と「勝つ」の矛盾

 したがって答えは3です。




コメント

コメントする