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平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(9)解説

平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(9)解説

(9)形容詞の種類

 形容詞は事物の属性を表す属性形容詞と、主体の感情や感覚を表す感情・感覚形容詞に大別されます。よく言われるものとして、感情・感覚形容詞は主体の感情・感覚を表すことから、そのままの形で使われる場合は当該感情・感覚の主体が一人称に限られるという文法規則があります。

 (1) 〇私は合格したことが嬉しい。   一人称
 (2) ✕あなたは合格したことが嬉しい。 二人称
 (3) ✕彼は合格したことが嬉しい。   三人称

 例えば感情を表す「嬉しい」は、そのままの形では(1)のように一人称主語しかとれません。どうしても二人称、三人称主語をとるのであれば述語に「~ようだ」「~らしい」「~がっている」などのモダリティ表現が必要です。なお、属性形容詞に人称制限はないどころか、人以外の主語も広くとることができます。これは属性形容詞と感情・感覚形容詞を見極める一つのポイントになります。

選択肢1

 「私はふるさとが懐かしい」とは言えますが、「彼はふるさとが懐かしい」とは言えません。
 これは上述した感情・感覚形容詞の特徴。「懐かしい」は感情形容詞です。

選択肢2

 「古い」は「この服のデザイン」が有する属性を表します。
 属性形容詞です。

選択肢3

 「おとなしい」は「彼の性格」が有する属性を表します。
 属性形容詞です。

選択肢4

 「安い」は「この店の野菜」が有する属性を表します。
 属性形容詞です。

選択肢5

 「おいしい」は「この喫茶店のコーヒー」が有する属性を表します。
 属性形容詞です。

 したがって答えは1です。




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