【練習問題】(76)「~済む」の用法
【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを、それぞれ1~5の中から一つ選べ。
【「~済む」の用法】
1 予定が思ったより早く済んだ。
2 時間を無駄にしなくて済んだ。
3 軽傷で済んだのが幸いでしたね。
4 生まれてこなきゃこんな大変な思いをしなくて済んだはずだ。
5 この治療法が娘には効いたみたいで手術しなくて済んだ。
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解説
1 予定が思ったより早く済んだ。 (物事の完了)
2 面倒なこと回避
3 面倒なこと回避
4 面倒なこと回避
5 面倒なこと回避
選択肢1は物事の完了を表す動詞「済む」です。
「~て済む」「~で済む」の形になると完了の意味は無くなり(とても薄くなり)、前件の程度で十分であり、それ以上面倒な状況に陥ることがなくなったことを表すようになります。それが選択肢2~5の使い方です。
したがって答えは1です。
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