【練習問題】(65)格助詞「まで」
格助詞の「まで」の例として不適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 今日朝9時から深夜2時まで働いてた。
2 今月いっぱいで仕事辞める決意をしたら、明日働くモチベーションまで無くなった。
3 このキャンペーンは5月10日まで毎日応募できます。
4 銀行まであと10分かかります。
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解説
1 範囲の終点(「深夜2時」が終点)
2 取り立て助詞の「まで」
3 範囲の終点(「5月10日」が終点)
4 範囲の終点(「銀行」が終点)
格助詞の「まで」は範囲の終点を表します。選択肢1、3、4の「まで」はその終点を表すものです。
しかし、選択肢2は終点を表す格助詞の「まで」ではなく、取り立て助詞の「まで」です。取り立て助詞は文中にない情報を暗示する働きを持つもの。選択肢2の「まで」は極端な例を挙げる取り立て助詞で、「明日働くモチベーション」が最も重要なものであることを表し、文全体でそれさえも無くなったということを暗示しています。これは終点の用法ではないので格助詞ではありません。
答えは2です。
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