【練習問題】(392)意味拡張
「空が泣いている」と同じタイプの意味拡張の例として不適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 あの黒い服が犯人です。
2 すね毛がジャングルだ。
3 猫は液体だ。
4 人の不幸は蜜の味
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解説
シミリー直喩 | 「~みたいな」「~のような」「~の如く」等を使って直接別のものに喩える比喩の一種。 | わたあめみたいな雲が浮かんでいる |
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メタファー隠喩 | 物事のある側面から連想した類似性に基づく具体的なイメージを用いて、抽象的な物事を表す比喩の一種。 | 頭が真っ白になる |
メトニミー換喩 | 様々な概念の隣接性に基づいて物事を表す比喩の一種。換喩には入れ物で中身を示すものや、結果で原因を表すものなどの様々なパターンがある。 | パトカーに捕まった |
シネクドキー提喩 | 上位概念を下位概念で、また下位概念を上位概念で言い換える比喩の一種。 | 花見に行く |
「空が泣いている」は、涙と雨の類似性を利用した隠喩です。
1 黒い服とそれを着ている人、入れ物で中身を指す換喩
2 剛毛と生い茂る樹の類似性を利用した隠喩
3 身体の軟らかさと液体の粘性の類似性を利用した隠喩
4 嬉しさと美味しいものの類似性を利用した隠喩
したがって答えは1です。
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