【練習問題】(33)格助詞「から」
【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを、それぞれ1~5の中から一つ選べ。
【格助詞「から」】
1 放射線が宇宙から降り注ぐ。
2 観客席からボールを投げた。
3 隣国からミサイルが飛んできた。
4 1から10まで教える。
5 言ったそばから忘れる。
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解説
1 起点の「から」
2 起点の「から」
3 起点の「から」
4 起点の「から」
5 継起表現の「そばから」
選択肢1~4の「から」は起点を表すものですが、選択肢5は「そばから」という継起表現が用いられています。
「手を洗ってから野菜を切る」みたいに、ある動作が終わってから次の動作をすることを表す表現を継起表現と呼びます。「~そばから」も「~てから」なども継起表現です。「そばから」の「から」も元々格助詞「から」だった可能性が高いですが(調べてないからはっきり分からないけど)、文法化した結果、起点の意味が薄まり、あるいは失って継起表現の一部となっています。
したがって答えは5です。
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