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【練習問題】(211)「が」の用法

【練習問題】(211)「が」の用法

述語の対象を表す「が」の例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 この店はメロンパン有名だ。
 2 私はメロンパン好きだ。
 3 でも値段高い。
 4 と思ったら、paypayにお金入っていた。











解説

 格助詞「が」は2つの用法があります。
 ①述語の主体
 ②述語の対象

 1 「有名」という状態の主体を表す「が」
 2 「好き」の感情の対象を表す「が」
 3 「高い」という状態の主体を表す「が」
 4 「入っている」という動作の主体を表す「が」

 したがって答えは2です。




コメント

コメント一覧 (3件)

  • 高橋先生、いつもお世話になりありがとうございます。

    私は次のように考えて、選択肢2を選んでしまいました。

     1 主体-状態の主体:「海が穏やかだ」タイプの「が」
     2 対象-感情・願望の対象:「(私は)友達がほしい」「水が飲みたい」「あんぱんは嫌いだ」タイプの「が」。
     3 主体-状態の主体:「海が穏やかだ」タイプの「が」
     4 主体-存在の主体:「あそこに林さんがいます」タイプの「が」
     5 主体-存在の主体:「あそこに林さんがいます」タイプの「が」

    主体の「が」としては他に、動きの主体の「が」(「飛行機がが飛んでいる」「山田さんが来ません」タイプ)、そして、対象の「が」は他に、能力の対象の「が」(「私は中国語がわかります」タイプ)、必要性の対象の「が」(「ブラジルへ行くときは、ビザが必要です」たいぷ)などがあるという理解でいるのですが、1、3、4の文はどういったタイプの対象の「が」と考えればよいのでしょうか。

    • >タルロさん
      こちらの問題、あらためて確認しましたところ、全く変な解説となっていました。
      正しくは次のようになります。

       1 「有名」という状態の主体を表す「が」
       2 「好き」の感情の対象を表す「が」
       3 「高い」という状態の主体を表す「が」
       4 「ない」という所有の対象を表す「が」
       5 「入っている」という動作の主体を表す「が」

      したがって問題不成立となっております。ご迷惑おかけいたしました。

  • 高橋せんせい、おはようございます。お忙しところ、質問へのご回答をいただきありがとうございます。いえいえ、大丈夫です。練習問題も大変ありがたく活用させていただいております。いつもありがとうございますm(_ _)m

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