【敬語練習問題】(85)尊敬語と謙譲語Ⅰの共通点
尊敬語と謙譲語Ⅰの共通点に関する記述として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 どちらも自分側を立てない。
2 どちらも「お(ご)~する」の形で表せる
3 どちらも可能形にはできない。
4 どちらも丁寧語と共起できない。
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解説
選択肢1
尊敬語は相手を立てるもので、謙譲語Ⅰは自分がへりくだることで相手を立てます。どちらも結局相手を立てる点で共通しています。
相手を立てるということは自分側を立てないということで、この選択肢が正しいです。
選択肢2
「お(ご)~する」は「お持ちする」「ご連絡する」など自分から相手に向かう行為に使う謙譲語Ⅰの形式で、尊敬語ではありません。
この選択肢は間違い。
選択肢3
尊敬語「お読みになる」は可能形「お読みになられる」にできますし、謙譲語Ⅰ「ご案内する」は可能形「ご案内できる」にできます。
この記述は間違い。
選択肢4
丁寧語とは「です」「ます」などのことです。
尊敬語「お読みになられる」は「お読みになられます」と丁寧語と共起できますし、謙譲語Ⅰ「ご案内する」は「ご案内します」と丁寧語と共起できます。
この記述は間違い。
答えは1です。
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