6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成29年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題2(5)解説

平成29年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題2(5)解説

(5)私は結婚したとき

 「私が結婚したとき」と「が」を使うべきですが「は」になってます。
 同じような誤りを見つけるために「が」に直してみましょう。

 1 〇私がその人に頼んでも
 2 〇私がイケメンだったら
 3 〇私が宿題を忘れると
 4 ✕私が頭が痛いんですから

 選択肢4は理由を表す「から」と「ので」の混同だと思います。「から」は話者の主観的な主張を表すため、このような場面で用いると言い訳じみた感じを与えてしまいます。「ので」は客観的な判断によって理由を述べるので話者の主張は弱めに表せます。自己の正当性を強く訴えかける必要がない場合は通常「ので」を用いたほうがいいです。
 あとは「~んです」が不要?

 とにかく答えは4です。

 




コメント

コメント一覧 (4件)

  • いつも参考にさせていただいています。
    名詞修飾節の場合、「が」になる問題ではなく、
    接続詞の従属節の場合、「が」になる問題かと思います。
    (逆接の場合は「は」になりますが)

  • 老师,你好。

    すみません訂正です。
    >接続詞の従属節の場合
    接続詞→接続助詞

     4 私は頭が痛いんですから ⇒ 私が頭が痛いので
    「私は頭が痛いので」でいい気がするのですが…。

    • >Albertさん
      ご指摘ありがとうございます!
      書き間違いだったようです。「が」を「は」に修正しましたので、よろしくお願いいたします。

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