6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成26年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題2(1)解説

平成26年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題2(1)解説

(1)ゴールデヌイーク

 問題文の表記によれば、「デンウ」が「デヌ」になっています。分かりやすくローマ字で書いてみると…

 de – n – u (デンウ) 3拍
 de – nu   (デヌ) 2拍

 /n/ と /u/ は切り離して発音されるべきところ、/nu/ と一緒にして発音した結果、全体の拍数が短くなっています。これと同じものを探します。

選択肢1

 「re-n-a-i」(4拍)が「re-na-i」(3拍)になってます。
 /n/ と /a/ が /na/ になり拍数が短くなりました。

選択肢2

 「te-n-i-n」(4拍)が「te-ni-n」(3拍)になってます。
 /n/ と /i/ が /ni/ になり拍数が短くなりました。

選択肢3

 「ki-n-e-n」(4拍)が「ki-ne-n」(3拍)になってます。
 /n/ と /e/ が /ne/ になり拍数が短くなりました。

選択肢4

 「si-n-ne-n」(4拍)が「si-ne-n」(3拍)になってます。
 拍数が短くなっているので他と同じように見えますが、これはただ撥音 /n/ が脱落しただけ。

 したがって答えは4です。




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