6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成25年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題8解説

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平成25年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題8解説

問1 CAIによるプログラム学習

 CAI (Computer Assisted Instruction)とは、コンピュータを用いて行う教育のことです。

 選択肢1に「コンピュータを用いた」とあります。
 したがって答えは1です。

問2 e-learning

 e-learningはパソコンを利用して、リアルタイムで授業します。
 一方CAIはリアルタイムの授業ではなく、元々用意していた教材をパソコンで再生して授業します。

紙の教科書やプリントなどを中心とする従来の教材に比べ、音声や映像を組み合わせたり、利用者の操作に応じて展開や選択ができる双方向性を活用したり、関連する項目をすぐに参照できるハイパーリンクの仕組みなど、コンピュータならではの機能を利用することができる。

また、自習形式のシステムの場合、学習者が決まった場所や時間に集まって受講する必要がなく、インターネットなどを通じていつでもどこからでも教材にアクセスし、習熟度に応じて自分のペースで学習を進めることができる。

一方、様々な情報や仕組みを組み合わせた教材の開発は難しくコストがかかり、特定のシステムやサービスでしか利用できない問題がある。また、一斉講義ではない方式だと教師と学習者の接触機会が限られ、その場で質問して疑問を解消するといった活動が難しいほか、実技や実習が中心の内容は扱いづらい。学校のような長期的な学習活動の場合は学習者の意欲や自己管理の維持が課題となることもある。

 1 e-learningでは音声、映像、画像などの教材を複合的に利用するので、教材の開発、管理は非常に難しいです。一方CAIはもっと簡易的。
 2 CAIはパソコンを使っているとはいえ、オンラインではないので教育の幅がそれほど。e-learningになってからネットワークを使い、それによって色々な教材を利用できるようになったので教育の幅が広がっています。
 3 CAIはオンラインではありませんので双方向のコミュニケーションができませんが、e-learningはできます。
 4 CAIもe-learningも、音声、映像、画像などのマルチメディアを使います。これが正しいです。

 したがって答えは4です。

問3 時点に相手と確認しておくべき点

 1 日本文化とよく利用するウェブサイトには関係ありません。
 2 ネットを介したリアルタイムのインタビューでは、時差は気にしなければいけません。
 3 ネットを介すので、接続環境の確認は必要です。
 4 ネットを介すので、ネットワークに繋がらない際の対応は考えておくべきです。

 したがって答えは1です。

問4 e-learningのメリット

 1 歌舞伎をみたわけではなく、歌舞伎の写真をアップできなくて残念だったと言っているだけです。
 2 正しいです。
 3 正しいです。
 4 正しいです。

 したがって答えは1です。

問5 著作権法

小電車、館、音楽などの作品をコピーする際には、原則として著作権者の了解(許諾)を得る必要がありますが、学校などの教育機関においては、その公共性から例外的に著作権者の了解(野路)を得ることなく一定の範囲で自由に利用することができます
 - 学校における教育活動と著作権より

 したがって答えは4です。

 




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