授業がない水曜日の昨日、せっかく北京に来たので本物の北京ダックを食べないと!というモチベーションから生まれた妻との計画を実行しました。どこでもいいから北京ダックを食べるというわけではなくて、せっかく食べるなら、ガチの店で、ガチの北京ダックを。

私がネットで調べたところ、「四季民福」というお店が北京ダックのお店として最も有名なようでした。北京市内を調べるとそのお店が10個くらいあったんですが、最もいいお店で!という当初のプランに忠実にしたがい、故宮の隣にある店舗へ行くことに。アプリ上の情報によると1人あたり163元と書かれていますね。

「美团」というアプリ上で予約が可能だったので、一番人気があった↑の二人前セットを注文することにしました。2人で423元! 外食しても1食20元~25元くらいでお腹いっぱいになれるこの北京で、1食二人で400元というと身震いする思いです。でも妻が「焼肉きんぐ二人くらいの値段だね」って言うもんだから、なんか急に高級感がなくなるような気分にはなりましたが… 中国的は全然安くないです!

ちなみにこの423元のセットメニューは、↑の4つの料理がついてきます。私野菜苦手なので豆苗だけ食べられないなー… と思ったんですけど、この4つは人気トップ4の料理だからせっかくなので食べてみようという感じでした。

四季民福故宮店の最寄り駅は北京地下鉄8番線の金鱼胡同駅。学校から1時間くらいかかりました。ここを下りると観光地感をめっちゃ感じます。まず目に付くのは、女性たちが清の時代の装いなのかな? そういう服の人をたくさん見かけます。この服を着た女性は「格格」と呼ばれているそうで、近くにこの服をレンタルするお店がたくさんありました。服を借りて出かけて写真を撮るという流れですね。

駅を出て西のほうへ1kmくらい歩くと、故宮の東門が大きく見えてきます。故宮の隣にある北京ダックのお店ということで、格調高さを感じずにはいられません。

この故宮東門の手前にある交差点は観光客がめちゃくちゃ多くて普通に歩けません。車はなかなか前に進めず立ち往生。

そしてその交差点から50mくらい南に行ったところに四季民福故宮店があります! この小さな入口がそうで、イメージとは違う店構えでした。

ところが、中に入るとお客さんがたくさん椅子に座って待っています。写真の右上にある青い画面には現在の行列の状況が表示されています。

ここで私たちはとんでもないミスをしたことに気づきます。アプリ「美团」で2人前コースを買って安心してただけで、アプリ上で予約することなく店まで来ちゃったんです。仕方がないからその場ですぐ予約をしたら、”275組待ち(还需等待275卓)“という驚愕の文字が表示されます。私たちが予約したのは14時47分で、ここから275組も待つとなると一体何時になるのか… 店員さんに聞いたら2~3時間かかるということでした。

私たちは小桌(1~2人席)の予約で、3時前の時点では397番のお客さんが行列の先頭に立っています。そしてその後ろには282組も並んでいるということで、このお店の人気ぶりが現地で体感できました。

さて、2~3時間待つということで困ったなあ… となるかと思いきや、ここは故宮の近くでまさに観光地。見る場所には困りません。さっきの故宮東門のほうへ戻って、故宮を見てみようということにしました。

子どもの格格はめちゃめちゃ可愛いです。連れ添いのおじいさんおばあさんが写真を撮っているところ、私も撮りました。後ろが故宮ということもあってこの姿がマッチしてます。

しかし、2~3時間待つのに困らないと言ったそばから出鼻をくじかれます。故宮の当日券は販売していないという看板があり、これで故宮の中を見ることができないことが東門で判明しました。しかたないから故宮の外側の探索に。

日本のお城と同じく、周りには宮殿を取り囲むようにい人口の池があり、これがまた綺麗です。

東門から南へ進むと故宮の入口が見えてきます。10分15分くらいは歩くので、それだけで故宮の大きさが感じられます。

↑の写真を撮ったのは昼の3時半ごろ。故宮の正門近くから肉眼で見える太陽を撮りました。ここ最近ずっと空気が汚くて遠くの景色が白いです。それでもマスクをしない人たちがたくさんいるのでそこは驚き。

当日券は販売していなかったから故宮には入れませんでした。でも故宮から南に進むとすぐ天安門なので、せっかくだし天安門を見に行こうということになり南下。しかし柵があって逆走できないことを知ります。この柵と門の向こう側に天安門があるんですが、残念ながら天安門も見れませんでした! また今度。

折り返してまた故宮の正門の方へ行くと、「天安门国旗护卫队(天安門国旗護衛隊)」という看板が見えてきて、その隣でおそらく軍人さんがみんな椅子に座って何かをしていました。天安門広場では、毎日日の出に合わせて国旗掲揚をし、日没に合わせて国旗を降ろすんですけど、その儀式を担当するのがこの護衛隊なのかもしれません。

よくよく見ると、自分の靴を磨いていました。国旗掲揚に対するプライドをすごく感じます。あと、妻によると彼らの身長はほとんど同じらしいです。見た目も揃えるんですね!

ちなみにその靴を磨いているすぐ横にはバスケットボールのコートがあって、遊んでいる人もいました。このギャップ。故宮正門に敷設されたバスケのコートは、中国全土で最も地価の高いコートでしょうね。

と、あれこれ周辺を散策して2時間半経ち、時間は17時半に。アプリを確認するとあと60組待ちと表示されていて良い感じだったのでお店に戻ることにしました。

店内は相変わらず予約待ちの客でごった返していて、私たちは最初は座るところがなく立って待ってました。
誰かが呼ばれたら椅子が空きます。すると座るチャンスなんですけど、でも思ったより奪い合いにならないのが不思議に思いました。有名店なだけあり、客層が比較的落ち着きがある感じです。だから10分くらい待ってたら座れました。

店についたのは18時前。あと60組待ちと書かれているから、せいぜいあと30分くらい待てばいいのかな?と思ったら大間違いでした。ここからなんと1時間半待ち、私たちの番が来たのは19時半でした。結局15時から19時半まで、4時間半待ちました。こんなにも待たされると北京ダックへの期待が高まりすぎていて、逆に期待外れにならないかと心配になります。

私たちは2階の席に案内されました。2階は少人数のお客さんが座るところで、テーブルだけに照明があたる工夫があって、あとは全体的に暗めです。ここか

これはコースメニューにあった「巧拌豆苗」。野菜が嫌いだからコースの中で唯一これだけは食べられないかも…と思っていたのが一番最初に来ました。せっかくだから食べてみると… 正直食べた全ての料理の中で一番おいしかったです。北京ダックよりもこの豆苗のほうがおいしかった。

これは2番人気の「贝勒烤肉」。お肉とネギ、玉ねぎを炒めた料理で、これも普通においしいです。ご飯があればそれだけで一食にできるレベルですが、今回は北京ダックがメインだからご飯は注文せずお腹をあけておきました。
北京ダックは結局最後に来ました。席の近くで直接さばいて盛り付けするスタイルで、これから届く北京ダックが皿に盛りつけられていきます。たぶん普通のお店だったら、このダックを切っている人の近くにみんな近づいて写真を撮り始めると思うんですけど、ここはちょっと格調高い雰囲気がある店なので、誰も近づいて写真とか動画を撮ったりしないです。その空気に影響されて、ちょっと遠くから撮ることになってしまいました… びびってます。

そして届いた北京ダック。この量で2人前300元だと考えると、やっぱ高級感があります。味は4時間半待った期待に負けないおいしさで、ちょっとボキャブラリーが少ないので表現できないですが、めっちゃおいしかったです!
北京でガチの北京ダックを食べるなら四季民福。アプリで絶対予約してから行ってください。行列の先頭に近づいてきたらお店に行けばいいし、私たちみたいに4時間半待つ必要もないです。またあの豆苗食べに行きたい…

食べ終わるともう9時前でした。すっかり暗くなって、故宮東門のあたりは人がほとんどいなくなりました。

相変わらず夜も空気が悪かったんですが、良い経験ができたので気分はよかったです。
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