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【練習問題】(992)述語の否定表現と呼応する副詞

【練習問題】(992)述語の否定表現と呼応する副詞

述語の否定表現と呼応する副詞の例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 ちっとも雨が降らない。
 2 きっと知らないはずだ。
 3 どうして売れないの。
 4 たぶん嫌われてないです。











解説

 下線部の副詞が否定表現「ない」と呼応してるか見ていきます。
 「ない」と呼応しているかどうかは「ない」を取り除けば分かります。試しに肯定形にしてみて、それでも大丈夫だったら呼応してない。大丈夫じゃなかったら絶対「ない」を必要としてるってことなので呼応してるってこと。

選択肢1

 「ちっとも」は必ず「ない」と呼応します。この選択肢が答え。

選択肢2

 「きっと」は「きっと大丈夫だ」「きっと大丈夫じゃない」などと肯定も否定もきます。だから「ない」に呼応してるわけじゃないです。

選択肢3

 「どうして」は「どうして分かるの」「どうして分からないの」みたいに肯定も否定も大丈夫。だから「ない」に呼応してるわけじゃないです。

選択肢4

 「たぶん」は「たぶん大丈夫」「たぶん大丈夫じゃない」みたいに肯定も否定も大丈夫。だから「ない」に呼応してるわけじゃないです。

 否定表現「ない」に呼応するのは「ちっとも」だけ。
 答えは1です。




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