6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

【敬語練習問題】(98)複数の意味を持つ謙譲語Ⅱ

【敬語練習問題】(98)複数の意味を持つ謙譲語Ⅱ

複数の意味を持つ謙譲語Ⅱの例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 おっしゃる
 2 存じる
 3 差し上げる
 4 伺う











解説

選択肢1

 「おっしゃる」は「言う」の意味しかなく、しかも尊敬語なので間違い。

選択肢2

 「存じる」は「思う」「考える」「知る」などの意味を持っています。
 「失礼だとは存じますが」のような文脈では「思う」「考える」の意ですが、「存じません」は「知る」の意で用いられています。

選択肢3

 「差し上げる」は「あげる」の意味だけ。しかも謙譲語Ⅰなので間違い。

選択肢4

 「伺う」は「訪ねる」「聞く」の意味があるのでそれだけでは意味が特定できませんが、これは謙譲語Ⅱじゃなくて謙譲語Ⅰだからこの選択肢は間違い。

 答えは2です。




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