6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

【敬語練習問題】(76)謙譲語Ⅰを用いる場面

【敬語練習問題】(76)謙譲語Ⅰを用いる場面

謙譲語Ⅰを用いることができる場面の例として不適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 これから先生の研究室に訪れる場合
 2 飲み会でビールを注いであげる場合
 3 土地勘がない人に道を教える場合
 4 歌声が綺麗であることを褒める場合











解説

 謙譲語Ⅰは自分から相手に向かう行為に使うものなので、それが自分の行為かどうかを見てみましょう。

選択肢1

 「訪れる」は自分から相手に向かう行為なので「研究室にお伺いします」「研究室にお訪ねします」などと謙譲語Ⅰが使えます。

選択肢2

 「注ぐ(つぐ)」は自分から相手に向かう行為なので「ビールをお注ぎします」などと謙譲語Ⅰが使えます、

選択肢3

 「教える」は自分から相手に向かう行為なので「お教えします」などと謙譲語Ⅰが使えます。

選択肢4

 相手の歌声は相手のものなので、「お声が綺麗」などと尊敬語を使います。自分の行為やものではないから謙譲語Ⅰは使えません。

 答えは4です。




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