6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

平成26年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題5解説

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平成26年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題5解説

1番

問1

 「女の人は何が不満だと感じていますか?」という問いに、女の人は「上司がねえ」と上司に対する不満を述べています。このような言い方は曖昧な表現ですので、省略された情報を推測する能力が必要になります。
 問1の答えはcです。

問2

 a 「うちんところは」という略語が使われています。
 b 使われていません。
 c 「だけ」「さえ」の取り立て助詞が使われています。
 d 「な」「ね」「よな」の終助詞が使われています。

 問2の答えはbです。

2番

問1

 聴解問題の問いは、「話し手にとって予想通りだったことは何か」です。
 内容によると、大いに気にするは20代が40%、30代は28%、40~50代は20%弱で、地域別だと東北は42%、関西は20%程度です。年代別に見ると20代が一番高く、地域別に見ると東北が一番高いです。
 これに該当する選択肢は「1 大いに気にすると答えたのは20台が一番多かったこと」と「4 大いに気にすると答えたのは東北が一番多かったこと」です。年代別と地域別どちらで聞いている問題なのか分からないため、答えが2つ出てきています。

 問1の答えはcです。

問2

 上記のような情報だけだと、出題できるのは「年代が上がるにつれて低くなる」ということだけです。
 したがって問2の答えはcです。

3番

問1

 「先行ってて」と「俺のも持ってっといて」が分からなければ、正しい選択肢を選ぶことはできません。
 問1の答えはaです。

問2

 男の人と女の人の会話では体育館というワードが出なかったのに、選択肢では突然体育館に言及しています。
 問2の答えはcです。

 




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