昨日2年生の授業で事件が起きました。
授業の内容はディベート。結婚前の同棲に賛成か反対かというテーマで二手に分かれて討論します。授業の中で2回の討論を行うのですが、2回目の学生達は1回目の討論が終わるまでの間、約50分近くを準備に費やすことができます。だからいつもは1回目よりも2回目の方が討論の密度が高くなるのですが、今回はそうではありませんでした。
2回目の討論、反対派を受け持った5人の学生たちは与えられた40分というディベートの時間ほとんど無言。しかも、ディベート前に50分程度の準備時間があったのにも関わらずです。50分も準備したのに何も話せない状況が20分続いたことで相手チームに大きな迷惑をかけていました。この時点で空気は最悪です。
誰が原因でこうなったかは明確だったので、その時点で強制終了とし、その反対派5人をきつく叱りました。多少厳しい言葉ではありますが、「君たちは居ても居なくても同じだ。来週からは来なくてもいい。」と言って、授業は終わりです。
ちなみに1ヶ月ほど前、この2年生の授業は成績の良いAクラスとそうではないBクラスに分ける措置をとったのですが、今回問題が起きたのはBクラスです。この5人はBクラスの中でも最も発言回数の少ない5人で、昨日は偶然その5人が同じチームになってしまったことで発言をお互いに譲り合う展開になっていました。今までは自分よりも能力の高い学生の後ろに隠れてうまく発言せずにやり過ごそうとしていたのでしょうが、今回ばかりは全員がお見合いしてその作戦ができなかったようです。
ディベートに関して言えば、優秀な学生は相手の質問に対してその場ですぐ何度でも反論することができるのですが、そうではない学生は相手の話が聞き取れないためにすぐ話題転換して、「しかし、◯◯はどうですか?」のような単発の質問が多くなりがちです。これらは流れを完全に無視するので違和感があるのですが、これに対して仮に相手が的確に反論したとしても、その反論がまた聞き取れないのでやむを得ずまた別の話題へと移ることになります。そうしてものの数分の間に50分準備した内容を言いつくしてしまい、今回のようなケースに陥っています。
Aクラスは1つの論点で何分も論争を繰り広げられるのですが、Bクラスはそれができません。ですからBクラスには以前から「一つの論点で反論を繰り返すような討論をすべきだ」と注意していましたが、何度やってもできないようです。
ただ私としてもいくつか反省点があります。
AクラスとBクラスに分けたこと自体は良かったと思いますが、Bクラスの学生達をAクラスと比較してどこか過度な期待をしていたのかもしれません。レベルは違えどAクラスもBクラスも同じ2年生なので、同じ内容の授業をしなければ不公平だと思っていたふしがあります。ひどいようですが、そういう余計な気遣いはすべきではありませんでした。来学期以降、私も気をつけたいと思います。

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