6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

【練習問題】(658)「超」の用法

【練習問題】(658)「超」の用法

【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを、それぞれ1~5の中から一つ選べ。
 
【「超」の用法】
 1 天然な人だった。
 2 高速で飛び交う。
 3 小型サイズになる。
 4 能力を持っている。
 5 高齢社会を迎えた。











解説

 接頭辞としての「超」は2つの意味があります。
 一つは、程度がはなはだしいことを表す「超」。超早い、超うるさい、超静かなどのように主に形容詞の頭につきます。形容詞でなくても状態性の語だったら「超いる」「超とがっている」などと形容詞じゃなくてもいけます。

 もう一つの意味は「他とは違う」という意味。
 こちらは超自然、超常現象、超能力が代表的です。例えば、人類よりも高度が文明が引き起こす不思議な現象を「超自然的現象」「超常現象」と呼んだりしますが、これは「自然」「常」とは違うものだから「超自然」「超常」と言っているわけです。超能力も普通の能力とは違うものだから「超能力」。

 1 程度を高める「超」 (「天然」は形容詞)
 2 程度を高める「超」 (「高」は形容詞)
 3 程度を高める「超」 (「小」は形容詞)
 4 他とは違う「超」
 5 程度を高める「超」 (「高」は形容詞)

 したがって答えは4です。




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