【敬語練習問題】(92)敬語連結
敬語連結の例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 日割りで賃金を清算いたします。
2 部長は泣いていらっしゃる。
3 ここでお待ちしております。
4 お変わりありませんか?
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解説
敬語連結とは、2つ以上の語をそれぞれ敬語にして「て」でつないだものです。二重敬語とよく混同されますが、二重敬語は1つの語に同じ種類の敬語を2つ以上つけたものです。
選択肢1
「清算する」を謙譲語Ⅱ「清算いたす」にしているだけ。
選択肢2
「泣いている」の「いる」を尊敬語「いらっしゃる」にしているだけ。
選択肢3
「待っている」の「待って」を謙譲語Ⅰ「お待ちして」にして、「いる」を謙譲語Ⅱ「おる」にしています。
謙譲語Ⅰ「お待ちする」は行為の向かう先を立てていて、謙譲語Ⅱ「おる」は話や文章の相手に丁重に述べています。お互いの意味がバッティングしていないので許容される敬語連結の例です。
選択肢4
「変わる」を尊敬語「お変わり」にしているだけ。
答えは3です。
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