6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

【敬語練習問題】(64)マニュアル敬語

【敬語練習問題】(64)マニュアル敬語

マニュアル敬語の例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 ご注文の品はおそろいになりましたでしょうか。
 2 デミグラスと和風、どちらになさいますか?
 3 店内でお召し上がりでしょうか。
 4 お待たせいたしました。











解説

選択肢1

 「揃う」に尊敬語「お~になる」をつけたのが「お揃いになる」ですが、「揃う」のはご注文の品であって、この言い方だとご注文の品を立てた言い方になってしまいます。規範的に見ると不適切ですが、接客場面などではよく見られる言語使用でありマニュアル敬語です。

選択肢2

 相手に対して「する」の尊敬語「なさる」を使っていますので適当です。

選択肢3

 相手に対して「食べる」の尊敬語「召し上がる」を使っているので適当です。

選択肢4

 「待つ」のは自分の行為なので謙譲語Ⅰ「お~する」を使って「お待たせする」とし、さらに「する」を謙譲語Ⅱ「いたす」にして「お待たせいたす」とするのは適当です。

 答えは1です。




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