【敬語練習問題】(39)二重敬語
二重敬語の例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 ご来館のお客様へのお願いです。
2 先生がおっしゃられたようにしてみます。
3 社長は資料をお読みになっていらっしゃいます。
4 彼は今休憩室でお休みになっています。
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解説
選択肢1
「来館」は相手の行為だから「ご来館」は尊敬語。
「お客様」の「お」も尊敬語。
「願う」は自分から相手に向かう行為なので「お願い」は謙譲語Ⅰです。
この文に二重敬語はありません。
選択肢2
「言う」を尊敬語にしたのが「おっしゃる」で、それに尊敬語「~(ら)れる」をつけたのが「おっしゃられる」。
これは二重敬語の例です。
選択肢3
相手の行為である「読んでいる」のうち、「読んで」を尊敬語「お読みになって」にして、「いる」を「いらっしゃる」にしたものが「お読みになっていらっしゃる」です。これは二重敬語ではなく、敬語連結の例です。
選択肢4
相手の行為である「休み」には尊敬語を使います。「お休みになる」は尊敬語です。
答えは2です。
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