6月8日(土)から音声学の短期講座がはじまります。

2023.12.10 令和5年度日本語教員試験(試行試験)を受けてきました

 自宅は6時出発で、新幹線で仙台についたのは9時。めっちゃ早起きして頑張って試行試験に行ってきました。来年試験が変わるっていう話だからスパイ活動です。一体どういう感じか体験して、また来年に活かそうと思って。でも残念ながらあんまり収穫は無かったです。今日の試験のような内容が来年行われるわけがないと確信してます。

 まず、試験が何だか適当に作られた感じがして、言い回しも専門的ではないし、受けていて全然面白くなったです。用語について設問を作ってるはずなのに、その用語について問題文で説明しちゃうなんてことも多く、それだと設問の意味がないじゃん。あと文法問題も音声問題もない。簡単すぎるから時間余りもひどすぎる。何の試行をしたのかあんまりわかんない状況でした。問題冊子をもらえると思ったんですが全部回収されてしまって、手元には問題残ってません。でも正直、あんな問題冊子は要らないな…って思ってます。

 あっ、でも聴解問題はすごかった。
 アクセントの表記が変わってあんまり慣れてないけど、あれでも全然私はおっけー。満遍なくいろんな角度から出題されるから良いかもしれない。でも学生と先生の会話の問題が多くなりすぎて負担がすごいです。聴解問題ならこの形式で来年出題しても全然文句なし。
 それから、これまでの試験Ⅱ聴解問題は問題6が終わった後にすぐ「ペンを置いてください」みたいなアナウンスがあってマークできなくなるんですが、今回の試行試験の聴解問題は最終問題である問題3が終わった後、体感だと1分くらい試験官が何も言わない時間がありました。「何この時間?」って思ってたんですが、あれはたぶんマークする時間、ちょっと振り返る時間を作ってくれたんだと思います。それはすごい親切に感じました。

 試験Ⅲにあたる応用問題②は全然ダメ。60問を120分で解くんですけど、時間余りがとんでもない。記述もないし、応用と呼べるほどの難しい問題もない。どうして文法、音声の問題がないんだろうと思いました。試験範囲に「言語3割」ってあるのに、実際出題された「言語」の問題は動詞のテ形とか。
 総合すると、聴解問題は素晴らしい! でもそれ以外はこんなので試験にはならないと思う。これまでの方式のほうが何倍もマシでした。

 点数発表は1月27日15時以降、ログイン画面で見られるみたいです。

 試行試験とはいえ、初めて聞いた言葉もあったので勉強のためにメモ。

 ・ガニェの9教授事象
 ・接触仮説
 ・バックワードデザイン(逆向き設計)
 ・「評価の内容は学習者の学習内容や方法に影響を与える」波及効果

 それから、次の問題は特に印象に残ったやつ。

 【接尾辞「化」の意味】
  1 情報化
  2 有料化
  3 自由化
  4 義務化




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