令和7年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題4解説
1番
問1
この学習者は「えー」「あー」「えーっと」などのフィラーを後半になって多用しています。
接続助詞は使っていません。そのため、「カフェに行きました。コーヒーを飲みました。」のように単文での発表になっています。
アクセントの間違いは、私が聞いた感じだと「発表」「よかった」の2点で、特定の品詞で繰り返し生じているわけではありません。
問1の答えはaです。
問2
友達について、クラスの王さんと説明しているので、登場人物の説明はしています。
「週末のことを発表します」と言ってて、談話のトピックにも触れています。
「では、初めます」とも言ってるので、談話の開始の合図もあります。
でも、談話の終わりの合図はありません。なので先生は「あー、あっ、はい、ありがとうございます」となってます。
問2の答えはcです。
2番
問1
この学習者は、子音[h]が発音できないようです。「はじめまして」を「あじめまして」、「にほん」を「におん」、「はたらいて」を「あたらいて」と言ったりしてるのから分かります。子音の脱落は繰り返し生じてます。
ちなみに、「どうぞよろしく」が「どぞよろしく」になっていて、特殊拍(長音)の脱落は1度だけ見られますが、繰り返し生じているわけではありません。
問1の答えはaです。
問2
「カフェにあたらいています」に対して、教師は「ん? カフェに?」とフィードバックしました。
誤りの部分は「に」で、誤っている箇所をそのまま繰り返しています。
問2の答えはdです。
3番
問1
アクセントの誤りに注目すると、「帰らない」を「低低低高低」と発音してたり、「飲まない」を「低低高低」と発音してます。よく分からないんですけど、「帰る」と「飲む」の共通点は五段動詞なので、五段動詞ナイ形のアクセントを誤るという規則があるのかなあと思います。選択肢bの「取る」は五段動詞なので、誤るとすればこれ。
問1の答えはbです。
問2
リンさんは「そうです」を多用しています。終助詞「ね」をつけて「そうですね」と言うなら、もっと自然な応答と言えるんですが… 誤りっていうほどではないと思いますが、一応応答表現にかかわる問題がありそうです。
問2の答えはcです。

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