令和6年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(5)解説

令和6年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(5)解説

(5)他の品詞への派生

 色の名詞が並んでいますが、これらに何か接辞をつけて別の品詞に変えてみる作戦をとってみましょう。一番最初に思い浮かぶのは、「い」などをつけて名詞からイ形容詞にしてみる操作ですね。

 1 赤(名詞) → 赤い(イ形)
 2 青(名詞) → 青い(イ形)
 3 黒(名詞) → 黒い(イ形)
 4 白(名詞) → 白い(イ形)
 5 緑(名詞) → ✕緑い

 「緑」は派生接辞をつけて別の品詞にできないんじゃないかと思います。「緑色」のように「色」をつけることはできますが、「色」は接辞ではないですし、そもそも「緑色」自体が名詞なので品詞も変わってません。
 同じような問題は「平成30年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(10)」でも出題されてます。

 答えは5です。




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