百貨店の接客の言語行動ほど丁寧

 真田・井上(1995)は関西圏にある「百貨店(Ⅰ)」「スーパーマーケット(Ⅱ)」「コンビニエンスストア、個人商店(Ⅲ)」の3つの異なる店舗を対象として、その店員さんに「閉店は何時ですか?」と質問して、その答えを収集しました。収集したデータは、Ⅰは199、Ⅱは236、Ⅲは315でした。その答えは、次のような分布になったそうです。

A 身振りのみ 0 0 1
B Φ 24 66 114
C です 102 128 139
D (になり)ます 32 16 41
E でございます 18 9 0
F (になっ)ております 20 17 19
G (まで営業)いたします 1 0 0
H (まで営業)いたしております 1 0 0
I (まで営業)させていただいてます 0 0 1
J (まで営業)させていただいております 1 0 0

 Bの「Φ」は何もつけないの意で、「8時」「9時」「10時」のように時間だけで応答する場合を指します。これが百貨店ほど少なく、コンビニエンスストア・個人商店ほど多いという結果になってます。これについて真田・井上(1995: 59)は「店舗による接客行動の姿勢の違いの一端を見て取ることができよう」と述べてます。

参考文献

 真田信治・井上文子(1995)「関西圏における接客敬語行動―店舗形態によるバラエティ(その1)-」『阪大日本語研究』7




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