日本語教員試験の試験対策本『国家資格日本語教員試験 応用問題対策』を執筆しました!
(まだカバーは作成中… 決まり次第更新します)
本著の概要
日本語教師を目指して試験勉強される方には、実務経験が不足しているために実際の授業がイメージできず、教室活動に関する問題がイマイチ理解できていなかったり、本で学んだ知識が教室活動でどのように役立つのか分からないといった悩みをよく聞きます。この悩みは、「知識」を「教室活動」から切り離して学ぶことによって生じてしまいます。実務経験がないながらも日本語教師を目指している方にとっては、何かを学ぶときにその知識を教室活動と結び付けて学ぶことは難しく、また従来の試験対策本も知識だけを淡々と解説しているのがほとんどですから、この悩みは生じて当然のもののように思います。
本著はそうした方々の悩みを減らそうという観点に立って執筆しました。教室で生じる様々な問題を取り上げ、その問題を解決するためにはどのような知識が必要で、またその知識がどのように役立つのかという視点から試験問題を模した作問と解説をしています。問題と解説を通して、知識が教室活動とどのような関わりを持っているかうかがい知ることができますので、日本語教員試験や日本語教育能力検定試験などの試験対策本としてご活用いただけます。
執筆にかかわる私の個人的な話
本著では、教室活動にかかわる50の問題を取り上げています。私は主に音声や文法領域の問題を30問作問し、解説を書かせていただきました。日本語教育能力検定試験、一昨年の試行試験、そして去年から始まった日本語教員試験と、継続的な勉強のためにと思ってずっと追ってきたことで試験問題の傾向がおよそ分かっていましたから、それが今回執筆するにあたって大変役に立ったなあと感じています。問題の途中には短いコラムを書いたりして、私自身の経験に基づく中国での日本語教育にかかわる出来事とかも書きました。コラムは試験とはあまり関係ない内容ですが、実際の教育現場で起きた出来事ということで、読み手の皆さんのイメージをより具体的にする興味深いコラムになったのではと思います。
執筆するのは今回が初めてですので発売後にどのような反響があるか緊張感を持っていますけど、今現在の自分の全力を出して書けたと思っていますから、個人的にはその出来に大変満足しています。また引き続き私自身も勉強を続けていって、いい授業ができる先生を目指して頑張りたいと思います。
発売日は2025/04/29です。Amazonで予約受付中… どうぞよろしくお願いいたします。
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