令和6年度日本語教員試験 終わり

 仙台で日本語教員試験受けてきました。いろいろまとまってないですけど思いついたものからどんどん書いていきます。

 全体的な印象を言うと、10月の日本語教育能力検定試験よりも簡単なほうだと思いました。まず文法問題や音声問題があまりにも少なくて、結構覚悟してたんですけど拍子抜け感が… 用語を知っていればすぐ解ける問題と、実際の教育場面にまつわる問題が多めでした。
 聴解問題は日本語教育能力検定試験よりも面白くて、いろんな角度から出題がありましたね。アクセント問題は少ないのでその点嬉しい人は多いかもしれません。途中休憩があるのは優しいなあと思ったけど、聴解問題は1回しか読み上げてくれないので集中力が欠けた瞬間に聞き逃すってことが何度かありました…。あと私のいた会場が、隣の部屋の聴解問題の読む声もうっすら聞こえるのでなんとなく嫌でした。それに音量確認しなかったんですけど、そこもちょっとした不満です。もっと音大きくしてほしかったのに。

試験科目 試験時間 問題数
試験① 基礎試験 10:00~12:00(120分) 全100問
問題1(1)~(8)
問題2(1)~(17)
問題3~17(各問題に問1~問5あり)
試験② 応用試験Ⅰ(聴解) 13:20~14:10(50分) 全50問
問題1 1番~20番
問題2 1番~10番(各問題に問1と問2あり)
問題3 1番~5番(各問題に問1と問2あり)
試験③ 応用試験Ⅱ(読解) 14:50~16:30(100分) 全60問
問題1~12(各問題に問1~問5あり)

 内容の面でちょっとびっくりしたのは類別詞とか適切性条件とか、10月の試験にはこれまで出てないようなのも出てたからびっくり。意図的教育観、成功的教育観も初めて聞いた…。こういうのたぶん赤本にもない。

 聴解問題の再生が終わった後、日本語教育能力検定試験だったらすぐ筆記用具を置けってなるんですが、日本語教員試験では5分も時間とってくれて、分からないところを振り返ったりマークする時間が残ってます。といっても音声はもう聞けないのでメモに頼るしかないんですが、それでもはすごい親切だなと思いました。メモをちゃんとしておけばこの時間に対応できる可能性があります。去年の試行試験のときは1分くらいだったみたいですけど、今回ははっきり試験官が5分と言ってましたね。

 今回一番気になった問題はこれ。

 私がもらった一番のプレゼントは、犬です。私の9さいの誕生日に、両親が私に犬をもらいました。以来その時、犬はいつもとなりに私にいました。

 この「以来その時」、試験中はおそらく英語からの負の転移かな?と思ったけど自信なくて。でも家に帰って調べてみたら、「それ以来」は英語で since then というらしいですね! since を「以来」、then を「その時」にそのまま訳すと「以来その時」になるので、どうやら英語からの転移で間違いなさそうです。こういう問題個人的に大好きです。

 日本語教員試験は全体的に簡単めでしたので、日本語教育能力検定試験の勉強をしっかりしてれば十分に対応できるなーと思います。それからわざわざ勉強しなくても一般常識から解けるような問題も多くありました。ほんとはそういう問題は排除すべきだと思うんですが、初回だから易しくしてくれたのかなと思ったり。なんとなく日本語教育能力検定試験との出題傾向の違いが感じ取れました。

 来月もう結果発表らしいですね。みなさんお疲れ様でした。




コメント

コメントする