【Stray】クリアした感想(ネタバレあり)

 猫を操作するゲーム前々から興味があったStrayをやりました。いろいろ思ったことをここに書き留めておきます。印象に残ってるところでスクショを撮ってたので、その写真について書きながら… ネタバレが含まれます

【Stray】クリアした感想(ネタバレあり)

 最初猫ちゃんたちが植物がたくさん生い茂る巨大建造物の中を楽しそうに散歩するところから始まるんですが、少し進むと急展開。高いところから落ちてしまって、猫好きな私にとってはすごくつらい描写でした。落ちた先はデッドシティというところで、ZURKという謎の小型生物に追われることに。そこを抜けると最初の街(スラム)に着きます。

 スラムに着くとロボットがいるんですが、はじめは猫からみんな逃げていきます。最初は何で逃げるのか分からず、敵対的な存在なのかとも思いました。上の画像のロボットは唯一猫に対して武器をかまえてきたので、猫でこれを倒さないといけないのかとすごい恐怖でした。でも実際は戦ったりせず、もふもふと呼んでくれてすぐ仲間になったのはよかったです。

 ゲーム全体を通していくつか猫が休めるポイントが点在してます。体力という概念がないから休んだからといって別に何にもないんですけど。上のスクショは最初の町で楽器を弾いてるロボットの隣で休んでるところ。

 途中謎解きで時計を見る場面があったんですが、時計をよくよく見ると1から16の数字が書かれています。作中で「地球」というワードが出ていたので舞台は地球なんでしょうけど、私たちが住んでる午前午後12時間の世界じゃなくなってるみたいです。

 ZURKという存在はB-12によると、かつて人間(NECOコーポレーション)が生み出したゴミ処理用のバクテリアだったみたいです。ZURKは昔ゴミを処理するだけのバクテリアだったらしいですが、突然変異でなんでも食べる存在になってしまったとか。なので猫もZURKにまとわりつかれると食べられて死んでしまいます。これが結構な恐怖。1周目のプレイだといつどこでZURKが出てくるかわからないのでビクビクしながら探索してました。そしてこのZURKがいる場所は、上のスクショのようにすごく気持ち悪い粘性がありそうな、かなり有機的な、どこか人体の内部を連想させるようなモノがあります。さながらホラーゲーム。

 このスクショはミッドタウンのもの。ウォールシティ99の比較的上層にあるロボットの街で、これまでの街に比べてすごく発展してます。ロボットが人間のように生活してて、世界はどこか世紀末的で、その中に場違いな猫がいるという違和感がまた不思議な感じがします。

 ここは下水道。作中でZURKがはびこるとても危険だと言われている場所です。ZURKがたくさんいると言われて恐怖を感じないわけもなく、大量のZURKの中を探索することになります。上のスクショはトラウマ級でした。壁に大きな目がたくさんあって、常に猫を見てきます。そしてここはたくさんのZURKの卵があり、近づくと孵化して襲ってきます。あの壁の目はどうやらZURKの仲間らしいんですけど、どうにも人間の目にしか見えなくて。

 これは作中最大の感動シーン。ここはもう涙なしには見れないです。
 最後アウトサイドに出ていく猫、あの終わり方も一つの映画を見終わったような印象を受けました。でもエンディングの最後、猫が去っていくところで画面左側の機械が一瞬光ります。あの光、私はB-12じゃないかと思ってます。

 Strayは野良猫っていう意味もあるらしいですけど、「はぐれる」っていう意味もあるみたいですね。猫ちゃんはストーリー最初にほかの猫とはぐれ、街から街へと進んでいくたびに出会ったアウトサイダーと別れを繰り返し、最後はB-12とも。でも彼らは作中で誰一人死んでいませんから、結局はぐれただけなんだと思います。だからB-12もどこかにいるはずです。




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