聞いた話によると、中国では髪を切るのに、日本のように理容師や美容師の国家資格が無くて、こういったら語弊があるかもしれないですけど誰でも切れるそうなんです。この間妻が髪を切ったとき、その美容師との雑談でいろいろ中国の理美容業界の話を聞いてきてくれました。
中国に髪を切ることに関する資格はなくて、もしそういう職業に就こうと思ったら、どこかのお店に入ってとりあえず先輩の下について学ぶそうです。つまり師匠と弟子みたいなシステム? そう聞くと技術は師匠から伝えられていると考えられるんですけど、そもそも師匠にあたる人も客観的に技術を証明する資格はないので、やっぱり技術的な面が担保されているのかは疑問です。
髪を切った妻の文句は… もうちょっとここまで切ってほしいとお願いしたのに、その人は「経験上これ以上切らないほうがいい」と言われて切ってくれなかったそうで。でも、その人は別に資格を持っているわけでもなく、切り方もぎこちなくて経験という経験も感じなかったから、「経験上」が説得力を持たないということでした。切った髪が外側にはねて、日本で切ったときはこうならなかったのにってずっと言ってます。
ちなみに、その担当した人は朝10時から夜9時半まで週5日で働き、1か月の休みはたった4日しかないそうです。いわゆる996(午前9時から午後9時まで、週6日働く)という勤務体系。おそろしく大変です。それでもこの仕事を続けないといけない理由は、就職難だそうです。就職状況が悪いというのはどこに行っても聞くんですけど、比較的いい会社だったら同時に寮も用意してくれたりするので、北京に出稼ぎするときは寮つきの仕事を探すというのが一つのポイントみたいです。今の職場をやめたら寮も失うので、北京を離れて実家に帰らないといけない。そんな感じで綱渡りになっていると聞きました。

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