2025.10.12 前任地の廊坊市へ6時間だけ帰る

 今回中国に来るのは5年ぶりで、前任地の廊坊は北京から高鉄で20分というめちゃくちゃ近いところにありますから、時間があったら廊坊にもう一度行って5年ぶりに街が変わっているかどうか見に行きたいと思ってました。そこで10/12(日)には午後2時すぎに出発して夜の9時に帰るという弾丸日帰り旅行を計画。目的は街並みの変化を見ることと、懐かしの大学に行ってみること、そして昔よく食べていた人民公園の大好きなお店に行くことです。

 高鉄に乗ると20分あっという間に廊坊に着くんですが、北京南まで地下鉄乗り継いで45分かかりますから、むしろ北京市内での移動のほうが長くかかります。廊坊駅に着くなり、駅の周辺にでっかい白い橋が架かっていることに気づきます。それは5年前になかった橋でしたので、さっそく5年という月日の長さを建造物の変化から感じました。

 ↑の写真は廊坊の中心で万达のあたりを撮影したものです。5年前には万达の隣には大規模な空き地があったので、もしかしたらそこには新しい商業施設が建っているのではないかと思いましたが、建設中のビルが建っているだけで空き地はそのまま残っていました。その空き地には屋台が並んでいて、中心なのに発展しきれていないような感じがして寂しくなります

 ここは万达から大学方面に少し進んだところの交差点。昔このビルは1回に何も店がありませんでしたが、今は看板がずらっと並んでいて変化を感じます。

 ここは八大碗という、大学から結構近いところにあるレストランです。2015年9月入学の学生が卒業するときに私も大学を辞めました。彼らは唯一4年間を見届けた学生たちで、最後にこの店で一緒にご飯を食べたんです。思い出のお店と言ってもいいんですが、もうここは潰れてしまっていました… 月日は悲しいです。

 どんどん学校に近づいて、↑のスーパーは元辰超市。大学から最も近いスーパーで学生は必ずここで買い物をします。相変わらず賑やかで、ここの周りは自転車、電動バイクが多く、昔と変わらないなあと思いました。

 中国の大学はコロナの時代の名残で、大学構内に入る人を管理するために入口に顔認証システムが置かれていることがほとんどです。昔は自由に誰でも立ち入れたのですが、今は大学関係者でなければ入ることができません。残念です…

 廊坊の大学は正門、中門、東門があります。昔はすべて開いていましたが、今は中門は閉鎖。↑の写真は中門で、正門と東門は顔認証システムで入れません。もう必要ないはずなのに続けているのはどういう事情があるんでしょうね。ちなみにかつての自分の部屋も見ましたが、誰か住んでいる雰囲気がありました。今は日本人教師がいるのかな。

 懐かしの大学を外から眺めた後、人民公園に隣接する悦竹翔汤包という激うまレストランに。ここは2週間に1回行っていたくらいのお店で、潰れていないか恐る恐る近づいたらちゃんとやってましたね。店内に入るといつもの景色で、5年前に見た同じ店員さんがまだいます。ここは変わらずで安心しました。

 一番のおすすめはこの店の名前にもある汤包。いわゆる小籠包で、廊坊に来たなら絶対に食べるべきです。

 お腹いっぱいになり、お店から駅の方へ向かう道中は人民公園の正門を通ります。そこは昔から夜になると広場舞をやっている賑やかなところで、私が言ったときもやっぱりそうでした。とんでもない爆音の中、耳に残るダンスミュージックの繰り返しに合わせて繰り返し踊る人たちです。

 ちょっと廊坊をぐるっとしてみた感じ、“発展”というのは感じなくて、維持かあるいはやや下降気味か。高層ビルは増えてないし、むしろ前あったお店が潰れて人がいなくなったりしています。私の妻は今北京で就職活動をしていますが、もう1か月くらい続けているのにいまだに仕事先が見つけられずにいます。日本語関係の求人という特別な条件もあるかもしれませんけど、仲介の人いわくすごくひどい状況だそうです。大都市北京ですらそうなんですから、廊坊だともっとそうだと思いました。




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