※まだ内定もらっただけで契約はしてないので学校名とかいろいろ詳細は伏せてます。
中国の大学のほうといろいろと書類のやり取りをしているところですが、それと並行して、一年生の朗読大会の審査員を務めてくれませんか?と話がありました。どうやらちょうどその時間帯に現地の日本人教師が授業があったりして対応できなくて、先生が足りないっていう事情らしいです。まだ契約してないので私は先生でもなんでも無いんですけど、その時間空いてるし、なにより一年生の様子も見られるし、他の先生とも接触できる機会があるかなと思って引き受けました。
朗読大会は北京時間19:30(日本時間20:30)開始で、1時間半くらいやりました。私はTencent meetingから参加。なんでこんな遅い時間に… と思うと同時に、なんで他の先生こんな時間に授業あって参加できないんだ?って疑問に思いましたけど、それは行ったら分かることですね。
一年生の朗読大会は毎年全員参加で行われていて、予選を勝ち抜いた12名が今回の決勝に進んでいるみたいです。朗読するのは太宰治の『女生徒』『走れメロス』、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』『鬼ごっこ』などの結構古い文学作品で現代日本語とはちょっと違う言い回しが多く、学生にとっても難しかったと思いますし、私もあまり馴染みがなくてナニコレ?っていう語もちらほらありました。
発音20点、流暢さ10点、表現10点、合計40点満点で採点してくださいとのことだったので、どういう基準で採点しようかと迷ったんですけど… 発音と流暢さは客観的な基準が設けられるけど、表現の採点はどうにも基準が設けにくくて、ちょっと主観的な採点になっちゃった感じです。
【発音】 調音、アクセントの誤り1回につき0.5点減点
【流暢さ】不自然なポーズ1回につき0.5点減点
【表現】 ???
1人2分くらい、次から次へと読み上げていきます。途中じっくり点数計算する時間もなくて採点はかなり焦りました。【表現】の採点は申し訳ないけどもはや感覚的。話しぶりが作品の内容に合ってるか、感情が含まれているか、みたいな部分をホントに感覚的に点数つけました。考える時間がなくて…
私の設けた採点基準に照らして40点満点だった人が一人だけいまして、その人はめちゃくちゃうまかったです。調音もアクセントも完璧。めちゃくちゃ練習した成果が見えるくらいの自然なポーズ、内容に合った暗い雰囲気で読み進めるある男子学生。すごかった…
私が行く頃には彼らは2年生になったばかりですから会うのが楽しみです。
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